RESEARCH 03

文化遺産・古文書

CULTURAL HERITAGE / ANCIENT DOCUMENTS

AIで失われゆく文化を未来へ――古文書や甲骨文字をデジタル技術で認識・修復・継承します。

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背景と意義

Background

日本には膨大な量の古典籍・古文書が未整理のまま残されており、また約3000年前の中国の甲骨文字も経年劣化や字体の複雑さにより判読が困難です。これらの歴史資料は人類共通の知的資産ですが、解読・整理・保存には多くの専門知識と時間を要します。

私たちは、文字認識・画像修復・文書理解を中心とするAI技術を用いて、歴史資料の可読性向上、情報抽出、整理・活用を支援しています。文化遺産のデジタル保存・研究・継承を加速し、学術研究と社会共有の両面に貢献することを目指しています。

技術アプローチ

Methods

甲骨文字の認識

甲骨文字は中国殷代の古代文字であり、字体の多様性や経年劣化により自動認識が容易ではありません。私たちは画像処理と深層学習を組み合わせ、文字の検出・分類・整理を通じて、甲骨文字資料のデジタル化と研究支援に取り組んでいます。

くずし字・古典籍文字の認識

日本の古典籍の多くはくずし字で記されており、文字の連結や字形の変化が自動読解を難しくしています。私たちは文字候補の抽出、文字認識、文書内の構造解析を組み合わせることで、古典籍の読解支援と整理の効率化を目指しています。

古文書画像の修復

古文書や古典籍には、劣化・汚れ・かすれ・低コントラストなど、可読性を低下させるさまざまな要因があります。私たちはGANや拡散モデルを含む画像修復技術を用いて、文字情報を保ちながら視認性を改善し、歴史資料の保存と活用を支援します。

文書理解・知識抽出

文字認識に加えて、資料に含まれる語彙・主題・時系列的な情報を抽出し、文書の意味的理解へとつなげます。これにより、歴史資料の体系化、検索性向上、知識発見を支援し、文化遺産研究の新たな可能性を広げます。

代表的な研究成果

Selected Works